PCスタジアム工法
PCスタジアム工法とは?
建研のPCスタジアム工法は、競技場やレジャー施設などの構造躯体の品質と施工性の向上を図って、システム化した構築工法です。工場生産によるPC段床を観覧席に使用し、ニーズに応じてPC段梁、PC合成床版などを組み合わせて施工します。当社はスタジアム建築の工業化にいち早く取り組み、全国500件以上のご採用をいただいております。工業化工法で制作するPC段床は、安定した高品質と、豊富な施工実績から生まれたディテールの標準化によって、コストダウンを実現しています。
工法概念図
工法の特長
- PC段床は高密度かつプレストレスが導入されているため、コンクリート素地のままでも防水性に優れ、防水処理が不要です。ジョイント部には2重、3重の防水処理を施しています。
- PC段床は薄肉のため、重量は場所打ちコンクリートの1/2です。躯体・基礎の施工が経済的です。
- PC段床は、形状の標準化と、構造断面のスリム化でコストダウンを実現。さらに、工期の短縮で現場経費を大幅に削減します。
- PC部材は高強度コンクリートを使用し、品質管理のゆきとどいた工場で生産します。高密度で耐久性、耐震性の高い製品を提供しています。
- 工場生産されたPC部材は、天候に左右されることなく施工が可能です。大スパンのPC段梁は支保工なしで大きな跳ね出しができるので、工期を大幅に短縮できます。
施工手順
- 重機により、部材を架設。そのために支保工、仮設材の組立解体作業が不要です。
- PC段床の取付には、ドライジョイントを採用し、より一層作業を簡素化します。