先輩社員の声
田平 康太
平成20年入社 PC営業部

現在の仕事について教えてください。
学校や住宅や庁舎などの建築物を、工場で製作したコンクリート製品(プレキャスト)を用いて組み立てる仕事をしています。プレキャスト製品の設計・製造・工事を受け持ち、営業部は主に設計事務所への採用活動やゼネコンとの金額交渉をします。現在、労働者不足と言われる建築業界では、現場作業の簡略化を求められることが多々あります。その中で、現場作業の簡略化や工期短縮を可能とするプレキャスト工法の採用が進んでいます。現場の簡略化が可能な分、事前に調整する項目が多いため、営業を中心に設計・工場・工事を動かす必要があります。
職場の雰囲気を教えてください。
風通しの良い社内環境ですね。仕事のことだけでなく、プライベートなことを相談しても親身になって話を聞いてもらえます。また、若手の社員も多いので、同世代で切磋琢磨しながら成長できる環境でもあります。

建研に入社した決め手を教えて下さい。
一案件において、計画~設計~製造~工事までの一連の流れに携われる点に魅力とやりがいを感じました。特に営業は、計画段階から試行錯誤を繰り返して採用活動に取り組み、採用後は各段階において各部署との連携を図りながら、長いスパンをかけて工事完了まで携わることになるので、一案件を終えた際の大きな達成感は感慨深いものがあります。
仕事でのエピソードを教えてください。
入社2年目に担当した耐震補強の案件が印象に残っています。設計事務所への飛び込み営業にも少しずつ慣れてきた時期でしたが、採用に至るまでの案件はなく四苦八苦しておりました。そんな時期に飛び込み営業をした事務所から引き合いをいただきました。他工法との比較をした上での採用になるため、良い提案が出来るように各部署と連携を図りながら資料を作成しました。その結果、初めて採用をいただき喜びましたが、喜ぶのも束の間、実施設計における設計打合せ、工事発注時にはゼネコンとネゴ交渉、交渉成立後には工事打合せと1年2年とかけて仕事が進んでいきます。その中で設計事務所やゼネコンと打合せするのに最低限必要な知識を頭に入れて対応していきます。ようやく竣工したのは検討から4年後でした。竣工した現場を見た時は、色々な場面を思い出しながらここまで長かったなぁと、大きな達成感に浸りました。案件を経験すると仕事の流れを把握し、知識も増え自信もついてきます。
乾 崇彦
平成22年入社 工事部

現在の仕事について教えてください。
PCa・PC(プレキャスト・プレストレストコンクリート)工事の監督をしています。予め工場で製作されたPCa部材(柱・梁・床等)を現場に運搬して組立、PC鋼線による緊張接合をしたり、現場で組まれた梁筋内にPC鋼線を配線して緊張をする工事です。仕事内容としては、組立工事では部材の搬入・重機計画等を、配線工事では鉄筋とPC鋼線の納まりの計画等を立て、施工図をもとに現場で施工管理をするというもので、学校・庁舎・スタジアム・住宅等の新築や耐震補強を行います。
職場の雰囲気を教えてください。
現場では、同じ職人の方と作業をすることが多く、明るい方ばかりなので良い現場環境を構築しやすいと思います。社内では、私が入社したときは直属の上司が10歳以上離れていたりと同世代がほとんどいない職場環境だったのですが、思っていた以上に接しやすく質問等があってもすぐに聞きに行くことができる環境だと思います。今では若手社員も増えています。仕事中でも笑いが少し出るような、現場・社内ともに雰囲気がよく、働きやすい環境です。

建研に入社した決め手を教えて下さい。
建築分野のなかでも特殊なことがしたい、と思っていたところに建研を見つけました。ゼネコンとは違ったPC工法の専門職で工法の説明を見ても興味のある内容でしたので選びました。また、入社後早い段階から仕事を任されて現場数をこなしていきたいと思っていたので、少数精鋭といった建研は丁度当てはまっていました。そして、スポーツ観戦をよくしていたので行ったことのあるスタジアムにも携わっているということが決め手にもなりました。
~就活中の学生へ一言~
建築分野はゼネコンや大手ハウスメーカーだけではありません。自分の知らない専門業者がたくさん存在していて成り立っています。いろいろな業者の話を聞いて調べてみてください。みなさんにとって何か自分が興味を持つような魅力ある仕事が見つかるはずです。建研・PC工法もその魅力ある仕事の一つかもしれません。そして、そういった仕事に就いたときこそ就活の勝ち組では、と思います。この就活時期を有意義に過ごしてください。
寺田 直人
平成24年入社 設計部

現在の仕事について教えてください。
設計部に所属し、PC構造を用いた建築物の柱や梁、床などの構造計算、構造図作成などを主に業務をしています。 学校や病院、スタジアム等、様々なジャンルの建物でPCが使われていますが、その用途やお客様の要望に合わせて必要なPC鋼材量の計算を行い、設計したものが実際に施工出来るかどうか確認しながら詳細な構造図を作成しています。
仕事でのエピソードを教えてください。
入社前は、構造計算は数学に近いもので、ある条件に対して計算することで明快な答えが導かれると考えておりましたが、それだけではものづくりが出来ないと肌で感じた経験がありました。設計上は必要なPC鋼材や鉄筋の本数などを計算から求めますが、それだけでは机上の空論で、現場での収まりや部材の運搬など設計以外の部分にも配慮した上で構造設計することが設計者には求められることを学びました。
建研の魅力を教えてください。
仕事では、 学校や病院、スタジアム等様々なジャンルの建物の設計業務に携われるのはとても魅力的だ思います。
PCメーカである建研は、PCa製品の製造・管理や現場での施工など、構造計算以外の部分でも検討や調整が必要な為、各部署で連携を取りながら一つのものを作り上げていきます。とても大変ですが苦労しただけ形になった時の達成感や充実感は大きい仕事だと思います。
仕事以外では、テニスやゴルフなど業務以外の部分で親交を深めることが出来る為、業務で中々関われない方とのコミュニケーションを取れる機会が多いのも魅力の一つだと思います。

~就活中の学生へ一言~
プレストレストコンクリートはあまり馴染みがないという学生が多いかと思いますが、私も就職活動を通じてPCの専門職があることを知り、いざ関わってみると「世の中でPCの技術を活用したものがこんなにたくさんあったのか!」と新しい発見が数多くありました。
就職活動中の時期は自由に様々な職種を見ることが出来る貴重な機会だと思いますので、積極的に色んな会社の説明会に参加したり、企業研究をしてみてください。そこでまた新しい発見があると思いますし、興味が湧くことがあるかと思います。
社会人になると自由な時間は限られてきますので、学生である今、広い視野を持って有意義な就職活動としてください。