現場打ちプレストレストコンクリート(PC)工法
現場打ちPC工法とは?
現場打ちの梁にセットされたシース管内にPC鋼材を挿入し、コンクリート強度発現後に、PC鋼材をジャッキにより緊張してプレストレスを導入する工法です。 現場打ちポストテンション工法や現場緊張と呼ばれることもあります。
工法概念図
工法の特長
- 倉庫などの高荷重建物や大スパン構造が可能です。
- ひび割れやたわみを制御するため、高品質が実現できます。
- 鉄筋コンクリート造に比べ梁断面を小さくできます。
- 高強度コンクリートを使用するため、耐久性に優れます。
- 鉄筋コンクリート構造と併用することが多く、部分的に大スパンとしたい場合などに適しています。
大スパンが可能
施工手順
梁の型枠の片側を解放した状態で定着具の取付け、シースの配線、PC鋼材の通線を行います。導入時のコンクリート強度発現後、ジャッキを用いてPC鋼材の緊張を行い梁にプレストレスを導入します。その後は端部の処理をして、シース内にPCグラウトを圧入し完了します。